敬老の日に、神奈川が誇る一杯を。秦野「緑茶工房 わさびや茶園」を訪ねて🍵
【神奈川県秦野市、表丹沢の麓に広がる茶畑】
ここに、県内随一の茶園として知られる「緑茶工房 わさびや茶園」があります。
代表を務めるのは、長年にわたり秦野の地で茶づくりに向き合ってきた山口勇さん。
神奈川県内で生産される「足柄茶」の担い手として、茶葉の栽培から製茶まで、丹精込めたお茶づくりを続けています。
【表丹沢の麓、秦野で育つ「足柄茶」】
関東大震災からの復興作物として栽培が広がったとされる足柄茶。
わさびや茶園がある秦野市菩提も、その産地の一つです。
表丹沢の山々を望む茶園で山口さんが育てる茶葉は、口に含むと感じられる滋味と甘み、豊かな香りが特徴です。
毎日飲む一杯としてはもちろん、じっくりと味わいたくなるお茶です。
「わさびや」の名前の由来は、茶園に流れる“わさび沢”
【「わさびや茶園」という印象的な屋号】
その由来となった「わさび沢」は、今も茶園に残っています。
秦野は、丹沢の山々に育まれた豊かな水で知られるまち。
わさびや茶園でも、こうした自然環境の中でお茶が育てられています。
茶葉だけを見るのではなく、そのお茶が育った土地や水、周囲の風景まで知ると、一杯のお茶から感じられるものも少し変わってくるかもしれません。
【茶葉だけでなく「茶園」も評価。数々の受賞歴】
わさびや茶園の茶づくりは、数々の品評会でも高く評価されています。
お茶の味や香りなどを総合的に審査する「神奈川県茶品評会」と、茶園の管理や生育状況などを評価する「神奈川県茶園共進会」。
山口さんは、この両方で最高位となる農林水産大臣賞を同じ年度に受賞するという実績を重ねてきました。
2025年度には、両方の農林水産大臣賞を同一年度に受賞する「ダブル受賞」を4度目として達成。
さらに、2026年度の神奈川県茶品評会でも最高位に選ばれています。
味わいだけでなく、その一杯が生まれる「茶畑そのもの」から高い評価を受けている茶園です。
【茶畑を見ると伝わる、山口さんの仕事】
茶園を歩いていると目に入るのが、整然と並んだ茶の木です。
均一に整えられた茶畑からも、山口さんがお茶づくりに向き合う姿勢が伝わってきます。
新茶の季節には茶葉を丁寧に摘み取り、若芽を蒸し、揉み上げる。
一杯のお茶になるまでには、茶畑での日々の管理から収穫、製茶まで、数多くの工程があります。
その一つひとつを積み重ねることが、わさびや茶園のお茶の味につながっています。
神奈川でいち早く取り組んだ「和紅茶」
わさびや茶園でもう一つ注目したいのが、国産の茶葉からつくられる「和紅茶」です。
山口さんは、神奈川県内でも最も早く和紅茶づくりに取り組んできたそうです。
使用しているのは、茶栽培を始めた昭和30年代から育つ茶木「山の神」の葉。
長年、茶葉と向き合ってきた山口さんだからこそ分かる茶葉の特徴を生かし、緑茶とはまた違った香りと味わいを引き出しています。
その茶葉から生まれた和紅茶「丹沢ゴッド・オブ・マウンテン」は、秦野ならではの魅力ある商品として「はだのブランド」にも認証されています。
緑茶と和紅茶。
同じ秦野の茶園から生まれながら、それぞれ異なる表情を楽しめるのも、わさびや茶園のお茶の魅力です。
【敬老の日に「神奈川が誇る一杯」を】
そんな山口さんのお茶を、より多くの方に知ってもらいたい。
神奈川新聞社のオンラインショップ「かなとも〜る」では今回、敬老の日に合わせて「緑茶工房 わさびや茶園」のお茶を期間限定で販売します。
ご用意したのは、秦野で育った緑茶や和紅茶を楽しめる3種類のセット。
大切なおじいちゃん、おばあちゃんへ。
お世話になっている方へ。
そして、いつも頑張っている自分自身へ。
今年の敬老の日は、神奈川・秦野の自然と、つくり手の思いが詰まったお茶を贈ってみませんか。
敬老の日に、神奈川が誇る一杯を。